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惚れて通えば千里も一里

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スカーレット・クロス 月牙の命脈(ネタバレ注意) 

スカーレット・クロス 月牙の命脈 (角川ビーンズ文庫)スカーレット・クロス 月牙の命脈 (角川ビーンズ文庫)
(2005/02/25)
瑞山 いつき

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タイトルの『月牙』とは三日月のことです。けれど、タイトル的には字面重視で、『命脈』とあわせて、ツキシロやギブに流れる魔物の血のことを暗喩しております。




一巻の時から存在だけはちらりと書かれていたオウカの名前は、漢字で書くと桜花となります。なので彼女の分身に近い使い魔である猫の名前はサクラ(桜)にしました。

ツキシロの名前に『月』が入ってるので、雪月花を連想した結果です。

本当はハクティバの名前も、「それじゃ長すぎて呼びにくいわ」と、オウカが雪を連想するあだ名をつけていたという設定があったのですが……別名が多すぎて読者様を混乱させるのが目に見えていたので、自粛しました。

作中にあるとおり、つきあいは短いけれど、オウカはツキシロの母親の親友です。その昔、ビル司祭とプラトニックな恋愛関係にあった女性でもあります。

なにかちょっとしたきっかけがあったら恋人になっていたかもしれないけれど、お互いにプライドが邪魔をしたり、そんな場合じゃなかったりですれ違って、結局すれ違った状態のまま、ビル司祭だけが年を取ってしまいました。

お互いに初恋ではないし、お互いに別の恋もしたけれど、ふとした瞬間に思いだす相手です。そんな恋もあります。

オウカに関しては作中でほとんど設定を表にだしたから、裏設定はないですね。前述したことも名前以外作中にあることです。




ディーンは……なんか色々と裏設定があったけど、ほとんど覚えてないです。二つ名持ちの魔物として設定したのは覚えてます。かなり人間界に厄災をまき散らした魔物です。一度善良になりかけたのだけど、騙されてぶち切れた過去があります。二つ名は何にしたのか忘れてしまったけれど、たぶん、読者様的にもどうでもいいと思います(笑)

実は初期の原稿では、ギブとディーンのキスシーンがありました(笑)もちろん、ディーンが無理やりやったことです。わたし的には「まあそんなこともあるよね。今までさんざん遊んでたぶん因果応報というか、別に(自主規制)とか(自主規制)とかされたわけじゃないんだからいいじゃん。ギブ男だし」程度の認識だったのですが、担当様から「スカーレット・クロスでBLやっちゃ駄目ー!!」と訴えられて、改稿の結果、頬をなめるに留めました。

個人的にはLoveがなければ単なる痴漢行為で、BLにはあたらないと思うんですけど、気にする人は気にするらしいです。

ちなみにディーンはホモセクシュアルではなく、バイセクシュアルです。両刀とも二丁拳銃とも言いますが、単純に、男女問わず美しい人、魅力的な人が好きなだけです。




今回が初登場のツキシロのパパことウォルターについては……裏話をどこかのあとがきで書いてるんですよね。裏設定として設定していたエピソードも短編にしちゃったし……あれ?オウカ以上に語ることない(笑)

なんかレオン同様、作者の予想以上に読者様から愛されたキャラでした。




イブリスの名前はイスラム教の悪魔から取りました。意味は作中のまま「絶望」です。

ハクティバはユダヤ教、キリスト教、イスラム教の三宗教の聖地エルサレムを持つイスラエルの国歌から取りました。意味は作中のまま「希望」です。

性別のない霊的存在なので、決まった形もありません。姿もいろいろと変えていて、「かわいげがほしいわ」とかつてオウカに言われて、現在の形に固定したという裏設定がありました。

ちなみに最終巻でのイブリスは、ハクティバに同調しようとした結果です。呼吸を合わせる感覚で、あの姿を取ったと思っていただければわかりやすいと思います。




ツキシロの月狂病〈ルナシイ〉シーンは、投稿作の段階からずっと書きたかったシーンでした。あと、ラストのギブも(笑)

ツキシロの死を受け入れられずに呆然とするギブとか、でもディーンの攻撃によりそれに沈んでいられない時のシーンとか、色々と書きたいことはありますが、さすがにそこまで語るのは野暮だと思うのでこの辺で筆を置かせていただきます。

Category: ビーンズ文庫裏話

Tag: スカーレット・クロス裏話 
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