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惚れて通えば千里も一里

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スカーレット・クロス 月窟の黙示録(ネタバレ注意) 

スカーレット・クロス 月窟の黙示録 (角川ビーンズ文庫)スカーレット・クロス 月窟の黙示録 (角川ビーンズ文庫)
(2005/06/30)
瑞山 いつき

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タイトルの『月窟』とは、西の果てを意味します。『黙示録』は予言書の意味で。

西の果てにいる存在=《聖櫃〈アーク〉》=イブリスに対する忠告、警告という意味でつけました。もちろん、イブリス&ハクティバ側からの忠告、警告と、両方の意味があります。



読者さまからありがたいお言葉をたくさんいただいたノーマですが、実は愛した『男』はウォルターだけという設定でした。(深読みしてください)

男性不信の塊だったのに、ウォルターの一途さに心打たれてしまったのが不毛な恋の第一歩。

でも、彼女がウォルターを愛したのは、ウォルターがどんな苦しみの中でも、どんな巨大な力を手に入れてもカミールへの想いを忘れなかったからなので、ウォルターが自分を見ないことが前提の恋でした。

《混ざりもの》ではないのに魔物に転化した存在なので、生前はやっぱりかなりの悪行を積んでおります。あまり言うとイメージ壊しそうなので、彼女の裏設定はこのへんで。



もう一人の契約者ことホレイスは、イラスト指定がなかろうが、読者様からスルーされようが、ものすごい書くの楽しかったのを覚えています。外見含めてわたしのお気に入りです♪

実は契約者の中でも古株です。奴隷制があって、犯罪者はその罪によって身体の一部を切り落とされた時代に生きていました。卑屈で、人を恨んで過ごして……性格は違うけれど、5巻のディーンと並んで、魔物らしい魔物だったのではないかと思います。

自由を求めて翼を得た魔物な設定でした。



ヴァンパイアの分類の一つを《魔徒型》と書いて「ウィッチ・タイプ」と読ませたのは、《魔女型》と書きたくなかったからです。

魔女狩りの歴史をご存じの方なら常識かもしれませんが、『魔女』=女性とは限りません。色々と国や地方によって変わってきますが、基本的には悪魔や精霊と契約を結んで、あやかしの術を使うとされたのが魔女です。(←少なくとも、魔女狩りの対象となった魔女はそうだと思われていました。実際は助産婦さんだったり、町外れで寂しく一人暮らししていた人だったりと、関係ない人が大勢いたわけですが)

男の魔女を妖術師と訳する方もいらっしゃいますが、どうもそれだと語感が悪かったので、意味合い的にこれが一番いいんじゃないかと思ったものを当てはめた次第です。



フィーロ&ランスの再登場に関してはあとがきで語っているので省略。ランスのギブ以上に遠慮のないストレートな毒舌は、書いていて楽しかったのを覚えています♪



メインキャラ的には、ギブのヘタレ化が加速して、ツキシロがパワーアップして役立たずを返上しようと頑張ってますね。ツキシロが“鍵”としての情報をギブと共有した巻です。

巻を追う事に心配事が増えていくのは二人とも一緒なんですが、ギブは見る世界が広いから色々大変なのに対して、ツキシロは基本的にギブが世界の中心なので、心労はギブのほうが深刻です(笑)

Category: ビーンズ文庫裏話

Tag: スカーレット・クロス裏話 
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