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惚れて通えば千里も一里

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マギの魔法使い 科学者は誘惑中(ややネタバレ) 

マギの魔法使い  科学者は誘惑中! (角川ビーンズ文庫 44-13)マギの魔法使い 科学者は誘惑中! (角川ビーンズ文庫 44-13)
(2008/05/01)
瑞山 いつき

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あとがきでもちらりと書きましたが、書き始めて数ページで美形に飽きました。

前巻でさんざん男前の国王書いたし、メインに美形いるんだからもうサブに美形はいらないだろう。でもプロットは美形だと書いちゃったから、ブサイクに直すまえに担当さんにお話しておこうかなぁと、編集部に連絡をとったら、淡々と却下されました。

冷静に考えてみれば、いくら天才だろうとラドのあの性格であの態度なら、せめて美形じゃないと世の中に申し訳ない気がします。ちなみにアンスール博士たちの名前はルーン文字からとりました。遺跡の名称もそうです。

本当はマギ国民の名前はヨーロッパ語圏の元となったり、文法に影響を与えたりしているラテン語読みの名前にしようとしたんですが……わたしが調べたかぎりだと、なんか似たりよったりな名前になってしまったので、神秘性を重視してこちらとなりました。

細かくいえばきりがありませんが、ラドには旅行や知的探求という意味があり、ペオースには伝授や秘密といった意味があります。アンスールは知性、メッセージ、防衛など。

ペオースの娘がラドの母親で、もちろんラドの父親は科学者という裏設定があります。でもたぶん父親のペオースがマッドサイエンティストだから、娘は能力や経歴がどうこうではなく、人間的な温かさがある人を選んだろうなと思います。

で、隔世遺伝でがっちり祖父の天才遺伝子を受け継いだラドは、ぱっとしない父親よりも、偉大な科学者である祖父になついて今にいたる。

ラドは世界が狭いので、同じジャンルで自分より能力が上、もしくは同等な人間じゃないと、人間として尊重しません。もちろん女性よりも研究重視。来る者は厳選するけれど、去る者は追いません(笑)外見は特上なので、寄ってくる女性は多いでしょうね。去る女性も同じ数いそうですが。

敵対する役だというのがはっきり決まっていたので、読者目線を気にせず、マッド路線を突っ走らせました♪おかげですごく書きやすかったです!!!


今回のウィザード候補であるアトラス、狼犬のゲラル、メルの名前は、すべて世界地図のメルカトル図法に関係した名前です。

狼犬たちの名前はほとんどそのままメルカトル図法の考案者、ゲラルドゥス・メルカトルからいただきました。ゲラルは母犬なので雌。メルは実は雄犬の設定です。性別的に名前が逆ですが、外見的にそちらのほうがしっくりとくるので、こうなりました(笑)

一歩間違えば、アトラスが『ゲラルドゥス』という名前になるところでしたが、その名前からだと顎の割れた厳つい男のイメージを浮かべてしまって、アトラスとなりました。

メルカトル図法で描かれたはじめての世界地図の表紙がギリシャ神話に出てくる天空を支える巨人アトラスで、その名を取って世界地図の表題が『アトラス』と名付けられたエピソードがあります。マギではそれをこちらの世界観に当てはめてエピソードを改変し、地図職人=アトラスの隠語としました。

アトラスの連れは、もう一人というか、一羽。白い大きなオウムがいたんですが……長旅の話し相手として必要かもしれないけれど、わんこもいるし、物語的に必要性がないのでプロットだけの存在となってしまわれました(笑)ちょいと重い話になるのがわかっていたので、本当は漫才要因だったんですけどね。

アトラスは今現在のウィザードより、先代ウィザードの影響を強く受けている人だから、《宝石》に対する感情は、恋愛よりも父性愛が勝ります。

たぶん、当シリーズで一番普通でまともな男です(笑)ウィザード候補だけど。

「本当にいい人」を目指して書きました♪まあ、ラドと同じ場所にいれば、普通の人間は菩薩のごとく慈愛にあふれた人間に見えそうですけどね(笑)


パットの側近のギルは、この巻にも登場しております。

でも、登場人物が多いので、今回の彼は名無しキャラに格下げしました。

トトやメルとからませたかったので、ちょっと迷ったんですけどね(笑)本筋の話には関係のない一場面だし、これ以上エピソードをからませたら混沌としてしまうことがわかっていたので諦めました。

ギルを一目見てキャンキャン吠えるメルとか、警戒するメルを見てギルからメルを守ろうとするトトとか、それを見てひっそりと落ち込み、家にいる妻と子に思いをはせるギルとか、それをさりげなく元気づけるパットとか、最終的にメルやトトと和解するギルとか……わたしだけが楽しい一場面だし。


今回のメインキャラたちは……エメラルドが泣きまくってますね(笑)

いや、あまりにもエメラルドが男前、男前といわれるのでつい……というのは、半分嘘ですが。いくら気が強くても、白魔女訓練で精神修行をしていても、十五歳の女の子があそこまでやられて泣かなければ不自然だろうなとは思いました。

書店ポップにも書かせていただいたのですが(ビーンズ文庫公式ページの『マギの魔法使い 科学者は誘惑中』をクリックしていただければ、どんなポップかわかります)恋愛濃度30%アップです!!元々の濃度が薄いから、まあこんなものだろうと担当様と相談した結果の数字です(笑)

それぞれのキャラがそれぞれの感情をしっかりと自覚したりしなかったり(笑)けりをつけたりつけなかったり。ページ数があれば、もう少しエメラルドとウォレスの仲をフォローしたかったんですけどね。次の巻を書き終えている身としては、そちらに回してよかったと思ってます。

友人に「ラグナが頭良くてびっくりした」とか言われましたが、やつは一応一族の傭兵軍団を取りまとめる若長の立場にいるので、腹芸は苦手でも戦術に関しては専門なんですよ(笑)

ラグナは方針を決定する能力はありますが、細かい謀略とかは人を率いるトップが用いるものというより、しっかりとした側近の役目ですから(もちろん小団体で、仲間が信頼に足る人物ばかりの場合とか、先祖代々その血族に仕えているとか、周囲の状況が小ずるさよりも愛される、頼りになるカリスマ性を望んだ場合限定ですが。クリスの場合は周囲のほとんどが敵ではなくても完全な味方ではないから、カリスマ性に加えて自分がずる賢くならないと、生き残れなかったんです)。

Category: ビーンズ文庫裏話

Tag: マギの魔法使い裏話 
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