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惚れて通えば千里も一里

瑞山いつきの公式ブログです。

 

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マギの魔法使い 魔法使いは決断中!(ネタバレ注意) 

マギの魔法使い  魔法使いは決断中!マギの魔法使い 魔法使いは決断中!
(2009/05/30)
瑞山 いつき

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ややネタバレではなく、正真正銘ネタバレしておりますので、ご注意ください。


最終巻です!「どうしたんですか瑞山さん!こんなにサービスしてもいいんですか!?」と担当様に驚かれたのがやたらと印象に残っています(笑)わたしそんなに普段………………いやいいけど。



《善の創造主〈アフラ・マズダー〉》のダエーナーは、純種の人間に嫌悪感を抱いている一般的な亜人類〈ベアフット〉として設定しました。たぶん独り身。でもこういうタイプにかぎって、村の子供たちには笑顔を見せたりして、慕われていたりするのだと思います(笑)

組織のトップであるマンスラ・ザムハネワタートは、元々旦那が組織のトップだったという裏設定がありました。旦那との間に子供を残さなかった代わりに組織を残されて、亜人類のすべてがマンスラにとっては家族であり、一塊の種という設定でした。

マンスラにとって、また組織にとって、「自分達が死んでも、亜人類としての種が存続すれば、それは自分達の勝利だ」というのが基本理念です。



精霊たちの名前は、キリストの誕生を祝って東方から贈り物を持ってきた三人の賢者(Magi)からいただきました。ちなみにMagiはmagic(魔法、魔術)の語源にもなっていて、都市国家マギの名前の由来とさせていただいております。

もちろん名前だけなので、容姿と性質は別物です。

ガスパードは中性体で、居住地帯の水を司る精霊。

メルキゼデクは老女で、居住地帯の火と大地を司る精霊。

バルタザールは少年で、雷を司る精霊。

《魔法》としてそれらを操るのはウィザードですが、それを《魔法》として使うための管理は精霊たちの仕事です。作中にもありましたが、精霊たちはずっと聖樹の中に留まっていて、それを管理するのが仕事なので、彼らが自らの意思で世界にむけて《魔法》を使うことはありません。

システムを人格化した存在なので、誰が上ということもないです。ただ、思考も3パターンに分けていて、ウィザードを選出する時は三者三様の見地から候補者を決定しています。



『マギの魔法使い』シリーズでは基本的に人死にがでないようにするのが、わたしの中の裏テーマだったのですが、その裏テーマの例外が一人だけいました。ハルベルトです。

記憶を取り戻すのはもちろん最初から決定していたことですが、生死については迷っていました。

・記憶と引き替えに《人工心臓》を失って他界。

・記憶と引き替えに《人工心臓》を失って急激な老化。

選ぶとしたら、この二択で、去り際にエメラルドに「いい女になれよ」と告げて永遠に彼女の前から姿を消してもらおうかなぁ……とかぼんやり思っていたのですが、書き進めるに従って、どうせならとことんハッピーエンドにしてみたくなって、ああなりました(笑)



ついでにエメラルドの相手役について。

一巻からエメラルドが最終的に選ぶのはウォレスだと設定していたのですが、途中……あまりにもウォレスが黒すぎて、ラグナかトトとくっついたほうが幸せになれるんじゃないかと作者自ら思いました(笑)

でもそうなるとお話にならないし、ウォレスに傷つけられるから、ラグナかトトを選ぶというのはエメラルドらしくないんですよね。ウォレスの事情を知ってしまえば余計にウォレスから逃げられなくなるのがエメラルドなのだと思います。



亜人類〈ベアフット〉の少女について。

プロの物書きとしては、あまり読者様の読解力に頼るような書き方をしてはいけないのでしょうが、本編ではっきりと表記しなかったのはわたしの遊び心というか、我が儘です。できれば読者様ご自身に気づいていただきたいなと願ったのと、本編で明かすのはどうにも無粋な気がしてしまったのでああしました。

名前がわからなかった方は、彼女の髪の色と目の色にご注目くださいませ。



『白魔女は婚礼中!』に関しても少し。

プロットを提出した時、編集部の中で「ラグナは一生独身で、ずっとエメラルドを想っていて欲しい」という意見がでたそうで、なんて乙女心にそった意見なんだと、驚愕、動揺いたしました(苦笑)

「え?いや確かにビーンズ文庫は乙女のための文庫ですけど、一巻からしつこく亜人類〈ベアフット〉たちの現状を書いていたのに、解決策ないまま終わらせちゃいかんでしょう?」的な内容をおろおろしながら担当様に訴えたら、「そういった意見もあるというだけですよ。書きたいように書いてください」と言っていただけたので、プロットどおりに書かせていただきました。

ページ数の関係でラグナのご子息はかけなかったのですが、わたしの中ではミニチュアラグナです(笑)たぶん結婚式の時にドレス姿のエメラルドに惚れて、後の食事会の時に人さし指をつきつけて「オレサマのヨメになれ!」と叫んで、即行で父親から鉄拳制裁をくらわされるのだと思います。そして全力で花婿から逃げるといいよ(笑)

ラグナの嫁さんことアムシャに関しては、本文中でラグナとすれ違わせるなり、会話させるなりしようかなぁ?……とか悩んだのですが、エメラルドの目線でそれをやりたくなくて、結果的に読者様の想像にお任せすることになってしまいました。でも、二人の恋のきっかけはエメラルドです。



一番最後のイラストについて。

イラストレーターの結川さんがものすごく頑張ってくれました!!

てっきりエメラルドとウォレスのカップルだけ描かれるのだろうと思っていたので、他のメンバーを見た時すごく嬉しかったです。

そして嬉しいサプライズがもう一つ!皆様気づかれましたでしょうか?マリンの左肩にご注目ください!!

コウの手です!!!

こういう遊び心大好きです♪エメラルドに隠れて見えないけれど、あの辺りにコウがいます(笑)

結川さん曰く、コウも描こうか迷ったけど、コウまで描いてしまったら、他のメンバーがもっと小さくなってしまうので、ああいう形になったそうです。

そしてイラスト効果のおかげで、五年後のウォレスがやたらと評判よかったです(笑)

結川さん本当にありがとうございました♪

Category: ビーンズ文庫裏話

Tag: マギの魔法使い裏話 
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