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惚れて通えば千里も一里

瑞山いつきの公式ブログです。

 

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『マギの魔法使い』の世界観その他について(ネタバレ注意) 

ざっくりした『マギの魔法使い』の外郭の設定について適当に語りたいと思います。

思いの外長くなってしまったので、キャラクターについてはまた後日記事にさせていただきますね。

設定話だけでも楽しめるよという方だけ、続きからお読みくださいませ。


世界観について。

元々、『オズの魔法使い』にでてくるメインキャラたちが、全員人間だったらよかったのになぁという、小学生の時のぼんやりとした願望を形にしたのが、『マギの魔法使い』でした。

擬人化するならば、カカシとブリキのキコリは人造人間と元人間のアンドロイド、ライオンは亜人類にしなければと思い、キャラクターを設定していきました。本当は『スター・ウォーズ(あえて旧のほう)』とか、『COBRA』みたいなSF設定にするつもりだったんです。
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ハルベルトの腕を皮一枚めくったら金属の骨と人造の筋肉がでてくるみたいなのを、すっごくやりたかったのですが…………『大人の事情』というものが、この世の中にはございまして(苦笑)「ファンタジーを外郭にした世界観なら、根底がSF設定でもいいですよ」と言われた結果、こねくりまわしてああなりました。

勘のよろしい方は、一巻目から「なんかSFっぽい」と思われたようですが、そんな事情です。

いわゆるRPG的な魔術とか、魔法とかは『ない』世界として設定しております。(←ずっと言いたかったんです)

言うのも野暮かもしれませんが、一巻でハロルド=ウィザードが使用した《魔法》は、元船体の床を動かしたのだと後でわかるように、駆動音を入れておりました。もちろんエメラルドはそんな世界の事情なんて知らないので、変な音がする程度の認識でしたけど(笑)



ウィザードについて。

ウィザードの交代時期がおよそ60年周期なのは、日本の還暦からです。

昔はきっちりと60年周期だったのに、じわじわと誤差がでるようになったのは、選定におけるウィザードの『進化』、もしくは『退化』によるものです。

あとこっそり1000年がウィザード・システムの寿命だったという裏設定もありました。ウィザードの歴史としては、981年ですが、宇宙船を管理していたマザー・コンピューター(マーリン)が、ユーカリプトゥス大陸に着陸し、聖樹となった時点では、まだその聖樹はウィザードではなくマーリンで、人類の移住と同時に、ばらまかれたウィザード候補たちが60年経ってから聖樹に集まって、聖樹=ウィザードになり、人類の新しい歴史はそこからはじまります。

一番最初のウィザード候補たちを含めて、合計で1041年経っている計算です。ウォレス世代のウィザード候補は、ウィザード・システムの保証期限が切れてから生まれました。

もちろんこの辺りはエメラルド視点の物語に関係ないので、全部裏設定です。匂わす部分はありますが、物語に明記してはおりません。

ちなみに、大陸名がユーカリプトゥス大陸なのは、ユーカリの木からです。ラテン語でeucalyptus。ユーカリプタスでもよかったのですが、調べた当時は学術名しかわからず、無理やり読んでしまった結果です(笑)eucalyptusの語源はギリシア語で「良い蓋」を意味するそうで、『過去の人類の科学に蓋をする』のだから、丁度いいと名づけました。

魔法使いか魔女に関係する意味もなんかあったような気がするのですが、それに関する資料が行方不明になっているので、とりあえずこちらの意味だけ。



前シリーズの『スカーレット・クロス』は「骨組みだけ決まっていて、一巻ごとに肉付けを考えていた」のですが、『マギの魔法使い』は「肉付けだけ考えてあって、骨組みは決まっていませんでした」

つまり、複数のエピソードは前もって考えていたのですが、それをどういった順番で組み立てていくかは、当初考えていませんでした。しっかりと決まっていたのはラストだけです。なので正直、全部のエピソードを披露して終演を迎えられるか不安だったのですが、全部書けてよかったです。

正確に言えば、いっこだけ物語に入れられなかったのがあるのですが……「グロすぎて駄目」と、前もって却下されたので、伏線すら張っていません。ちなみにそれは色々な事情によって、エメラルドの自我が崩壊一歩手前までいくお話でした。そちらが許可されていれば、ラドが完全に敵対して、エメラルドの髪を乱暴につかんだシーンが後に伏線に化けるはずでした。ラストももっとSFチックになったのかな?ちょっと書いてみたかったのでそこは残念でしたけど、好き勝手やらせていただきました。

「ビーンズカラーじゃないんだけど、面白いからこれでいきましょう!」との担当様の言葉が、すごく嬉しかった作品でした。



蛇足ですが、実は『スカーレット・クロス』にも、マギの名称がちょろっと出てきます。

エクレーシアの中枢である三つの建物の名前に、東方の三賢者の名前をつけるつもりだったことの名残です。

「信仰と権力の象徴であって、長くそこにあり、しかも優美な外観ならば、絶対に建物にあだ名がついているはず!」

と、うきうきしながら地図を描いて、ギブの収容先の塔は左で、法王専用の礼拝堂の塔は右で、それぞれ月の塔と太陽の塔なんだとか設定していたのですが……説明するとページ数をやたらと食らううえにややこしく、別になくてもストーリーに関係ないと気づいた結果、お蔵入りになりました(笑)

どちらの作品もマギと東方の三賢者の名前を名称として使いたかっただけなので、世界観的な繋がりはありません。大陸で唯一の永世中立国の権力の象徴にこの名称を置いたのも、単にそれが相応しいと思っただけです。

Category: ビーンズ文庫裏話

Tag: マギの魔法使い裏話 
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