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惚れて通えば千里も一里

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世界最後の魔法使いの最後の恋(ネタバレ) 

世界最後の魔法使いの最後の恋 (一迅社文庫アイリス)世界最後の魔法使いの最後の恋 (一迅社文庫アイリス)
(2013/07/20)
瑞山 いつき

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◆誕生
実は最初、ジュダスがヒーローで設定しておりました。「再生屋」としての仕事を主軸にサラとジュダスとお城の姫と騎士の四画関係を展開していこうと考えたのですね。

順調に世界を広げていって、担当さんにストーリーの相談ついでに途中のプロットを渡したらば「再生屋がわからない」と言われ、ぽかんとしたのがすべての始まりでした。

曰く、「それだとキャッチーなタイトルにならない。読者さんがぱっと見てわからない」とのこと。

まあ確かに単語だけじゃわからないですね。オリジナル設定ですから(笑)でもファンタジーでオリジナリティーを頭から否定されたら、作家として創作意欲がこそぎ取られるのも事実なわけで……考えていた物語は全て捨てました。けれど、再生屋も捨ててしまうのは嫌だったのですよ。もう脳内に再生シーンができあがってましたから。

再生屋の設定を使いたいのなら、方法は一つ。

「キャッチーでわかりやすいタイトルにすればいいんですね?」

というわけで誕生したのが、「世界最後の魔法使いの最後の恋」というタイトルでした。わたしにしては本当に珍しく、タイトルありきの物語です。



◆名前
上記の理由があって、サラとジュダスのファミリーネームはセットになっております。

ウィアードは名前がルーン文字のウィアドから、意味は宿命。空白のルーンを表すもので、世界最後の魔法使いにはふさわしいかなと思いました。
ヘルツアスは薔薇の名前から。すごく綺麗な赤い花弁で、彼の赤毛はここからきています。



◆わたしの中の魔法使い
あとがきでも書いたのですが、ウィザードとか魔術師とか魔女とか様々な名前の魔法使いを過去作品で書いてきたのですが、ファンタジーとして正当な魔法使いを主役に置いたのははじめてでした。

世界最後の魔法使いと言うことは、一人になった理由があり、仲間もいた時期があるはず。

というところから設定は広がっていきました。
不老長寿……というか、若返りの設定もそこからです。
わたしの中では偉大な魔法使いと長寿がイコールで結ばれているらしく、どうしてそうなったのかウィアードと質疑応答した結果、「やりたいことがあるのだ」と、魔術馬鹿になりました。

長い長い時間、やりたいことだけ集中していたら、気がつけば一人になっていたお馬鹿さんです。

寂しいという感情がわからなくなって、人と接することに距離をおくようになってしまって、でもぬくもりはほしくて、たまに犬猫に手を伸ばそうとするのだけれど、魔力ゆえか嫌われて、遠くで見ているしかないという(笑)

作中でも書きましたが、ミルクは本当に特別です。

子猫の時に様々な人の手で温められて育ったので、人に対する警戒心が薄くて人なつっこい翼猫に育ちました。サラが少し内側にこもる子だったので、余計に愛情豊かになったようです。無意識に寂しかったウィアードにとっては衝撃のもふもふでした。



◆翼猫
アニメやゲームの脇にもよく登場するし、写真投稿も多いしで、まあまあ有名なUMAだと思っていたのですが、最初担当さんに通じなくて完全創作だと思われていた模様。ええいや創作ではあるのですけどね。
もふもふ加減がいいと読者さんにも褒めていただけましたよ。

知人曰く、「ミルクが正ヒロイン」うん。否定できない(笑)

にゃんこ本体はチンチラシルバーがモデルです。
念願のマスコットキャラですよ!書いててうちの猫が恋しかったです。

折悪しく、『世界最後の魔法使いの最後の恋』を執筆し、にゃんこをもふもふ書いている間に、妹が実家から引き取って飼っていた愛猫が他界しました。
アイリスさんのプロフ写真はいつも愛猫にしていたので、うちの猫がそこに載った最後の作品になりました。



◆内容について
上記のとおり、「どんな話になればそのタイトルになるのか?」から考えたので、タイトルを最終目標として物語が進んでいきました。

世界にたった一人の魔法使いが、そこに残された理由は?そこにいる意味は?

魔法使いが最後の恋をした理由、もしくは「最後の恋」と言い切る理由は?

いつもは土台を作ってから物語を形作るのですが、今回は薄い表面ができあがっている形で、その下と内側に何を入れれば外側が崩れないかを考えたのですね。

勝手が違う作業でしたが、作業自体はとても楽しかったです。
いつもはしっかり中身を作ってから動かすから、キャラが自分で動くのは当たり前な感じなのですが、今回は「ど?動ける?」と、一つ一つ質問しながら完成していったように思います。

幸いなことにご好評いただけたようで、営業さんからシリーズ化の打診がきたのですが…………上記のように、ゴールがタイトルになってしまった作品のため、キャラを変えねば物語として展開していくことは難しく、完全読み切りという形で、納得していただきました。

Category: 一迅社文庫アイリス裏話

Thread: ライトノベル

Janre: 小説・文学

Tag: 世界最後の魔法使いの最後の恋裏話 
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